打撲の救急処置
次は、転倒、転落など打撲の救急処置についてです。打撲は、転倒、あるいはものに強くぶつかるなどして起こる軟部組織の損傷で、傷口を伴わない、体外からの力で軟部組織が損傷します。
打撲になりやすいのは、皮下組織と筋肉です。ただ全身のあらゆる部位でも起こりやすく、顔面、頭部、胸腹部、骨盤腔の打撲の場合は、脳、肺、肝臓、脾臓など重要臓器の損傷も合併してしまうことがあります。
損傷を受けた組織はしばらく後に修復されるのですが、修復するために必要な酸素、さまざまな物質については、血液を介して損傷部に運ばれます。それでいつも以上に血の巡りがよくなるので、損傷部の腫れ、赤みを帯びたり、熱感もあったりして、それが炎症を起こします。打ち身で腫れるのはそういうことです。
四肢打撲の場合は、受傷部を安静~冷却~圧迫~挙上します。受傷後できるだけ早くからそうすることで、止血や痛みの緩和に効果があります。
頭を打った場合ですが、軽く打ったレベルなら、痛みがある患部を冷やします。脳震盪になったり、頭痛、めまい、吐き気などもあったら、水平に寝かせて救急車を呼んだ方がいいでしょう。意識を失ってから後から回復したというような場合も、やはり医師の診断を受けるようにしてください。
胸を軽く打った場合は、まずは衣類をゆるめて呼吸を楽にしましょう。強く打って呼吸が苦しかったりする場合は、肋骨骨折や肺挫傷である可能性もあるので、病院へ連れ行きましょう。まずいのは背中を打った場合などで、手足が麻痺したり、しびれがあるち、脊椎に損傷がある可能性があります。とにかくすぐに救急車を呼びましょう。
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打撲になりやすいのは、皮下組織と筋肉です。ただ全身のあらゆる部位でも起こりやすく、顔面、頭部、胸腹部、骨盤腔の打撲の場合は、脳、肺、肝臓、脾臓など重要臓器の損傷も合併してしまうことがあります。
損傷を受けた組織はしばらく後に修復されるのですが、修復するために必要な酸素、さまざまな物質については、血液を介して損傷部に運ばれます。それでいつも以上に血の巡りがよくなるので、損傷部の腫れ、赤みを帯びたり、熱感もあったりして、それが炎症を起こします。打ち身で腫れるのはそういうことです。
四肢打撲の場合は、受傷部を安静~冷却~圧迫~挙上します。受傷後できるだけ早くからそうすることで、止血や痛みの緩和に効果があります。
頭を打った場合ですが、軽く打ったレベルなら、痛みがある患部を冷やします。脳震盪になったり、頭痛、めまい、吐き気などもあったら、水平に寝かせて救急車を呼んだ方がいいでしょう。意識を失ってから後から回復したというような場合も、やはり医師の診断を受けるようにしてください。
胸を軽く打った場合は、まずは衣類をゆるめて呼吸を楽にしましょう。強く打って呼吸が苦しかったりする場合は、肋骨骨折や肺挫傷である可能性もあるので、病院へ連れ行きましょう。まずいのは背中を打った場合などで、手足が麻痺したり、しびれがあるち、脊椎に損傷がある可能性があります。とにかくすぐに救急車を呼びましょう。
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